サンクトペテルブルクでの乗り継ぎ
プルコヴォ空港着後、荷物を受け取って、空港出口に向かう。
「タクシーはどう?」と何度も言われるが、
モスクワでの恐怖を思い出しながら、ただ通り過ぎる。
空港出口を出るとすぐに、
左手に地下鉄2号線モスコーフスカヤ(モスクワ)駅行きのバス停がある。
バス停の標識の前で並んでいる人の列の手前に、
モスコーフスカヤ駅行きと書いた黄色の小さなバンのような車が発車しようとしていた。
空港のウェブサイトで、モスコーフスカヤ駅までは40ルーブルだと調べた。
そしてその黄色い小さな車にも40ルーブルと書いてあった。
中にすでに乗っていた人が、ドアを開けてくれた。
乗った。
10分ぐらいだったろうか。地下鉄の駅に着いた。
理由を聞いたら、「人も荷物も1個につき、40ルーブル。ここに書いてあるよ」とのこと。
命があるのが大事。
次回からはもっと注意しよう。
地下鉄の入り口、地下鉄入場券ジェトン購入場所へ進んだ。
11年ぶりのロシア、初めてのサンクト・ペテルブルグ。
地下道のお店の前を通ると、「ロシアの匂い」がする。この匂いは何?
ジェトンは1回の乗車で45ルーブル。
105ルーブル出したら、お釣り55ルーブルとジェトン1個をくれた。
5ルーブル足りない気がする。
端数を出す払い方は良くないのか。
もう、いろいろ考えたり、交渉する余裕がないので、
何も言わず前に進んで、ちょうど来た列車に乗った。
ネフスキー・プロスペクト(ネフスキー大通り)駅で降りて、エスカレーターに乗って地上へ。エスカレーターは思ったより高速ではなかったが、思った以上に急で長くて、足が震えた。降りられないのでじっと固まって振り向かず地上へ。
地上に出ると、暗くて方角がわからない。
今度は救急車の人に道を聞いた。
ホテルの入り口は門が閉じていて、宿泊客の人が入る時に入れてくれた。
ホテルの受付の人は不在。しばらく待つと登場。
ホテルは予約時に全額支払い済みのはずだが、
「まだ200ルーブル(400円程度)要る」と言う。「サービス料だ」とのこと。
とにかく無事に部屋まで辿り着けたことに感謝。
社会や技術、会う会わないに関わらず皆さんの力なくして今日の私の無事はないので感謝。
また、明日も無事で過ごしたい。
無理せず、できる範囲で、心配しすぎないで過ごしたい。
モスクワでの乗り継ぎ
パスポート・コントロール(入国審査)の天井。空港は新しくなっていた。
シェレメチェボ空港での国際線から国内線に乗り継ぐ時のこと。
入国審査後、
目の前にあったエスカレーターで下へ降りて、案内の表示板に従ってどこかを通って国内線の乗り継ぎの方へ進んだ。
気がつくと1階の出口に来ていた。
そこでたぶん私は迷った。
すると、アエロフロートの案内をする職員だという男に声をかけられた。案内のプラカードを首からかけていた。
「時間がないから急がないと。ここはターミナルDじゃなくてEだ。案内するよ。ついて来て」と彼は言う。
うっかりついていくと、ターミナルの外に出ていく。「遠いし、時間がないから、あの車に乗って移動しないといけない」と言う。
しかし、タクシーだと言う車は自家用車で怪しい。他に仲間のような人もいる。
(成田のターミナル移動のバスは無料だ)
一旦その車の後部座席に座ったが、料金を払うのかと聞くと「4300ルーブル(8000円程度)だ」と言い、ターミナルごとに色分けした料金システムカードを見せてくれた。「航空チケットに比べればずっと安い」と言う。
すぐ降りて、引き返した。
今回の乗り継ぎは、知らない空港で時間がないのが心配だった。
ターミナルDからターミナルDへの乗り継ぎであることは知っていたはずなのに、「ここはDじゃないよ。時間がないから急がないと」と言われると、つい不安になってしまった。
バカだった。引き返せて良かった。
成田→モスクワ→サンクトペテルブルク
モスクワ乗り継ぎで、成田からサンクトペテルブルクまで移動した。
成田-モスクワ間
シェレメチェボ空港近辺
航空チケットは、1月末に、アエロフロートで予約した。
宿泊施設は、同じく1月末に、ブッキング・コムで予約。
ビザは、2月上旬に、ロシアビザセンターに依頼した。
機内食は、乳製品OKのベジタリアンミールを予約したつもりだったが、予約がないと言われた。
そこで、成田-モスクワ間は、普通の昼食、夕食、
モスクワ-成田間は、普通の軽食をすべて完食。美味しかった。
メインディッシュは、
昼食が、
牛肉の和風山椒ソース+ジャガイモのバター炒め、
あるいは、シーフドドリア+海老のソース。
夕食が、
焼うどん+シーフード添え、
あるいは、ピペッテリガーテパスタ+ミートソース添え。
軽食は、
ハムのサンドイッチだった。
しかし、ずっと座っているのは辛かった。
足のむくみがひかない。
世界幸福度報告2017
幸福度2014-2016のトップ3は、ノルウェー、デンマーク、アイスランド。
日本は51位、ロシアは49位、フランス31位、イギリス19位、アメリカ14位、ドイツ16位、カナダ7位、イタリア48位。
アジアの国を探すと、シンガポール26位、タイ32位、台湾33位、マレーシア42位、韓国56位、中国79位、パキスタン80位、インドネシア81位。
最後の155位は中央アフリカ共和国。
報告書の編集者は、John Helliwell, Richard Layard, Jeffrey Sachs、共同編集者は、Jan-Emmanuel De Neve, Haifang Huang, Shun Wang。
幸福度の調査は、国内総生産や社会的支援、健康寿命、人生を選択する自由、寛容さ、汚職や腐敗の割合等についての世論調査によって得られた主観的な数値を、集計・算出したもののよう。
日本のスコアは5.920、トップのノルウェーは7.537、最後の中央アフリカが2.693、ディストピアが1.85。
日本は、国内総生産、社会的支援、健康寿命を足したスコアが3.5〜4の間で、ノルウェーより少し低いだけだが、人生を選択する自由、寛容さ、汚職や腐敗の割合等で差が付いている。