桜にそっと触れる。

とてもふわふわしてる。

力もある。

手を伸ばしてもう一度触れる。

ありがたい。

 

梅が咲き、桃が咲き、ねこやなぎが穂を出し、モクレンが咲き、菜の花や水仙も桜のそばで咲いている。

茶色や緑の枝や根から芽が出て、赤や桃、白、黄色の花が咲く。

自然がどうやってそれを用意するのか、とても不思議だ。

気がつかなくても、冬の間も、自然はいつも、少しずつ変化している。

 

ロシア:モスクワ州の人口構成

約20万人の移民が、2016年モスクワ州にやってきた

一部の学校では、約3分の1の児童生徒が、ロシア語を母語としない子供たちから成る。

 

 モスクワ近郊の一部の学校では、約3分の1の児童生徒が、ロシア語を母語としない移民の子供たちから構成される、とモスクワ州の副議長エリミーナ・ハイムルジーナは述べた。

 「モスクワ州は、国内移民の流入がロシアで第一位だ。2016年だけでも、18万人の公式な申請が、統一移民センターにあった。2016年についての統計はまだ出ていないが、約20万人の人が、住んだり働いたりするために、モスクワ近郊にやってきている」と、火曜日、モスクワ州の副議長ハイムルジーナは、ロシア連邦の国籍事項を扱う部局の諮問機関に述べた。

 彼女は、モスクワ近郊には、ロシア語を母語としない学校の児童生徒数が15〜32%を占める区域がいくつかあることも指摘した。

www.interfax.ru

 

モスクワ州の組織図の中で、エリミーナ・ハイムルジーナの位置は次の通り。

Заместитель Председателя Правительства Московской области

 

モスクワ州統一移民センター Миграционный центр Московской области

ロシア連邦の国籍事項を扱う部局  Федеральное агентство по делам национальностей

 

ロシアを知るために、また錆びついたロシア語をもう一度使えるようにするために、日本語訳の練習を、少しずつだけれど、している。

知らないことは多いので、役職名、機関名を訳すのも難しい。

ロシア地下鉄での爆発

緊急17:33(日本時間23:33)サンクトペテルブルクの地下鉄にある複数のカメラが爆発物を仕掛けたと思われる人物をとらえた

 

サンクトペテルブルクの地下鉄、蜂起広場駅の爆弾は処理済み

ロシア国家対テロ委員会は、サンクトペテルブルクの地下鉄で、さらに爆発物を一つ発見し、現在は安全に処理されていることを発表した。

「捜査当局が調査した結果、地下鉄の蜂起広場駅で手作りの爆発物を発見し、適切に処理した」と述べるロシア国家対テロ委員会の報告が、インテルファクス通信に届けられた。

www.interfax.ru

 

爆発があったのは2つの駅の間のようで、

両駅は共に、青色で表示される2号線上にある。

サンクトペテルブルクのプルコヴォ空港からバスが向かう、地下鉄のモスコーフスカヤ駅とネフスキー大通り駅の間にある。

サンクトペテルブルクには、5つの地下鉄路線があって、

両駅はそれぞれ、黄色で表示される4号線や赤色で表示される1号線と接続している。

 

爆発物が見つかって中和処理されたという赤色の1号線の蜂起広場駅は、

緑色の3号線のマヤコフスカヤ駅やモスクワ行きの列車が出るモスクワ駅とも繋がっている。

また、2号線のネフスキー大通り駅と接続している3号線のガスティーヌィ・ドヴォール駅から、マヤコフスカヤ駅までは1駅。

 

どの駅も、複数の地下鉄の路線が乗り入れる駅で、それぞれの駅が近い。

 

 

竹取物語

「なんでふさることかし侍らむ

(どうしてそのようなことをいたしましょうか)。」

と言って、

結婚を拒否し、

男を翻弄するかぐや姫のお話を、

角川のソフィア文庫で読んでいる。

弱くない女性だ。

 

竹取物語は、短めなので、全文通読に手が届きやすい。

現代語訳に加え、原文や解説も付いている。

古語の響きや当時の考え方、物語の背景などにも触れながら、読み進められる。

楽しい。

矛盾

矛盾は、

どんな盾(たて)も突き通す矛(ほこ)があるよ、

どんな矛も防ぐことができる盾もあるよ、

と言いながら商売する男の話から出た故事成語

論理の辻褄があっていないことをいう。

韓非子』の難勢篇(慎到が主張する「勢い」についての考察)にある有名なたとえ話。

 

このお話、君主の賢明さと権勢は相容れないことを述べるための前置きらしい。

賢明さは、どんな力にも抗することができるもので、

権勢は、どんなものも抑え込むことができるもの。

だが、

どんなものも抑え込めるのものがあるなら、賢明さはなく、

どんな力にも抗していけるものがあるなら、権勢はない。

 

儒家は、賢明さと権勢をあわせもった君主を待望するが、そんな君主は滅多に現れないし、無理なのだ。

儒家が唱えるような理想的な聖人君子による政治など待っていたら、飢え死にしてしまう。

法によって権勢を維持することは、特に立派でなくても、今すぐにでもできる。

国を治めるのに必要なのは、賢明さではなく、権勢だ、というのが韓非の考え。 

帰国

自宅に戻り、洗濯や片付けをほぼ終えた。

今回の旅のテーマは、

旅行会社を介さずに、

自分で手配して行くこと、

無事に帰ってくることだった。

何とかそれができたのでよかった。

私にでもそれができる社会になっていることを確認した。

 

ロシアでは、2018年FIFAワールドカップが開催される。

BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)の発展や協力関係、世界での立ち位置は、日本(の報道)以外の立場から見ると、先入観や偏見を外して見るとどんな風なのだろう。

サンクトペテルブルクで立ち寄った本屋さんでは、経済に関する棚が比較的盛況だった。地下1階へ降りて行くと、歴史、偉人伝、経済、数学、哲学といった感じで棚が並び、さらに奥に心理学や自己啓発本、別のセクションには理学、医学、看護学などの棚があった。

2階は海外文学やロシア文学

モスクワで立ち寄った本屋さんは、曜日の関係だろうか、サンクトペテルブルクよりも空いていた。

もう少し、ロシアの社会に踏み込んで世界を見てみたい。

ロシアは多民族国家である。

アメリカ合衆国も、フランス共和国も、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国も、ブラジル連邦共和国も、政策の差はあるが、さまざまな文化を内外に持っている。

改めて、政治や文化、習慣、美術や建築、気候や暮らし、幸せや喜び、音楽や文学など見聞きするさまざまなことについて横断的に興味を持てたよい旅だった。