こころ

夏目漱石の『こころ』を上・中・下の中まで読んだ。 人間は未熟で軽薄な生き物だと言ってしまうことすら未熟で軽薄だと感じる。 中での、父と先生の重ね方や遅延から生まれる緊迫感から、漱石はうまいのだと改めて感じた。

ソルフェージュ

楽器を弾いたり、 歌を歌ったりするのに、 楽譜が素早く読めたり、 音と音名が繋がっていたりするのは、 すごく都合がいいと思う。 私は、それができない。 そのため練習中。 少しずつ、音に音名がくっついてきている感じ。 リズムはまだあやふや。 読譜のス…

夜明け前

藤村の『夜明け前』のダイジェス版を読み始めた。 なんでも読んでみるもの、経験してみるもので、 思っていたより読み応えがあって、自分の浅はかさが恥ずかしい。 当時は、こんな社会だったんだということが知れて、 街道の行き来から、多くのことがわかる。…

婦系図

泉鏡花を読んだのは初めてだったと思う。 小説は、描写に意外性があると面白く思える。 物・事、名詞をどう形容するのか、世界をどう見ているのかは、 人によって違っていて、 その世界が言葉で立ち現れてくると楽しい。

イヴァン・ヴィソーナフ

ロシア語表記は、Иван Бессонов、 英語表記は、Ivan Bessonov。 今年、ユーロビジョン・ヤング・ミュージシャンズで優勝した16歳のピアニスト。 www.medici.tv www.youtube.com 歌いながら弾いているようなところがすごいと思う。 サンクト・ペテルブルク生…

振り返ると

一日を振り返ると、 思っていなかったことが起こっていることに気づく。 思っていたことがそれほど思っていなかったことなのだと知る。 一年前を振り返ると、 自分の今までを振り返ると、 なんだかわからなくなる。 とてつもなく悲しいこともあって、 取り返…

以前、カラフルな色でセーターを作った。 今日少し寒くて、あたたかいなにかを探している時に、そのセーターを見つけた。 着てみるとあたたかくてほっとする。 色は時に力をくれる。

映画の帰り道、 虫が鳴いていた。 蝉はもう鳴いていなかった。 今年の夏は、 川を遊覧したり、紙すきしたり、 文楽座で歌舞伎をみたり、 梅田でライブをみたりもした。 少しくたびれてもいる。 身体、大事にしたい。

たこ焼き

大阪でたこ焼きを食べてみた。 どれも中が熱くて、やけどしそうな程だったが、 美味しかった。 食べ始めの頃は、ソース+マヨネーズをもらっていたが、 途中からは、醤油+マヨネーズなしを注文していた。 天王寺・阿倍野橋では、 やまちゃん https://tabelog.…

なんなん

地下鉄の車内放送や道案内を頼りに歩くと、 なんばnumber南海なんなん が頭の中で連呼されて、 不思議と笑みがこぼれてしまう。 初めての街を歩いて、 なんとかなんばグランド花月に到着。 当日券を買ったら、それで売り切れとのこと。 なんとか間に合ったみ…

小鳥の声が聞こえる。 気持ちが和む。 あらためて深呼吸。

音楽と音

人は歌や演奏を聴くと、 音楽を聴いている、音楽を感じる、 と思うのだろうか。 なんだか、 私は音を聴いている、 といった感じだ。 音楽を演奏しようという時には、 あまり良くない状況かもしれないが、 焦らず、行こうと思う。 昨日はリズムの取り方を学ん…

世界平和度指数2017

ロシアとウクライナは平和度指数の調査で末端にいる。 www.interfax.ru 世界平和度指数2017 http://visionofhumanity.org/app/uploads/2017/06/GPI17-Report.pdf 世界平和度指数2017の10〜11ページ目を見ると、 どんな組織が、どんな指標を入れて、どんな風…

2018 FIFA World Cup

サッカーは素人なので、よくわからないが Interfaxの結果一覧サイトは、 情報が整理されていてよい気がした。 国内では、 日本チームのことがメインで報道されたりするが、 他のチームの結果やチーム情報、試合会場の情報なども見られるのでいい。 ただし、…

夜の風が とても柔らかくて、 気持ちいい。

いちょう

緑? 少し小さめの葉っぱ。 いっぱい。 見上げてみる。 この形の葉っぱは? 銀杏の木。 なんだかふにゃふにゃした葉っぱ。 一度に全部気づかなくて、 ゆっくり気がつく。

言葉の力を信じられるか

これからの時代に求められる国語力について−II これからの時代に求められる国語力を身に付けるための方策について−第1 国語力を身に付けるための国語教育の在り方 上記の文章は、平成16年2月3日付けの文化審議会に出された文章のようだ。 これからの時代に…

鷗外の「舞姫」

角川文庫のビギナーズ・クラシックス近代文学編の1冊、 『鷗外の「舞姫」』を読んだ。 在庫もなく、再版予定もないようなので、アマゾンで中古を購入した。 官僚制や国家、組織の縛り、「和を以て貴しと為す」感じの日本像は、今もある。 豊太郎は、苦しん…

あったかい

あったかい。 ただそれだけでうれしい。 ありがたい。 太陽のエネルギーってすごい。

南総里見八犬伝

『南総里見八犬伝』には、 儒教・仏教・道教的世界観が混在。 完結までに28年、 分量は106冊(『源氏物語』の二倍以上)で、 馬琴が下書きし、絵師が仕上げた挿絵もあるらしい。 荒唐無稽だと批判されることもある『南総里見八犬伝』だが、 理屈も筋もあって…

西行

伊勢や熊野、天皇や神道絡みの話になると難しかった。 西行には、和歌ではあまり読まれない「虹」を読んだ歌もあるようだ。 そう言えば、「星」も日本古典ではあまり見かけないが、どうだろう。 院政と男色についても少し触れられていた。

蒙求

『蒙求(もうぎゅう)』は、 平安時代に日本に伝わった中国の故事集らしい。 子供の初学用・暗誦用として李瀚(りかん、713-766)が編集したもの。 四字句の韻文で596句から成る。 一つの故事が四字ずつにまとめられ、対句にして並べられているが、 短すぎて…

良寛

カフカ『変身』やジョイスの『ユリシーズ』に関する章段も読み、 ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』を読了。 講義の中で取り上げられている作品をもう一度読んで、再び読みたい。 おとぎ話として、『変身』や『ユリシーズ』を楽しんだり、 創作の苦労や工夫に…

喜びの戦慄

喜びの戦慄。 そんなものを感じられたらいいな、 とナボコフの文学講義を読みながら思う。 「ささいなものを不思議に思う」気持ちを忘れず、常識を超えて行く力がほしいと思う。 私はまだ「生きる術を学びとりたいというような青二才」(『ヨーロッパ文学講…

ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件

1885年、スティーブンソン(1850-1894)が書いたこの作品では、薬を飲んで、人間ジキルから人間ハイドに変わる。 1942年発表された中島敦(1909-1942)『山月記』は、その性格ゆえ?に、人間李徴から人食い虎に変わる。 変化のきっかけ・動機も、苦悩も変化…

フロベール

1846年〜1854年まで付き合いのあったルイーズ・コレに、フロベールが送った「ボヴァリー夫人」創作に関する手紙が興味深い。 ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』(TBSブリタニカ)の中には、 「同じ会話のなかに、五、六人の人間(会話している人物)、ほかの何…

マースレニツァ

マースレニツァは、東スラブ圏の伝統的なお祝い。 カーニバルで、クレープのようなブリヌィを食べたりもする。 冬にお別れをいい、春を迎える。 2018年は、2月12日〜18日。 始まりの12日は、4月8日の復活大祭(パスハ)の56日前にあたり、 18日の後は、復活…

背筋

「本を背筋で読まないなら、まったくの徒労だ」と、ナボコフは『ヨーロッパ文学講義』のディケンズの章の出だしで言う。 「本を読むとき精神を使うのは言うまでもないが、芸術の喜びが生まれる場所は、肩甲骨のあいだにある」とも。 肩甲骨はバイオリンを弾…

白楽天

政治家として人民を「兼(広く)く済(すく)う」ことを意識した詩、 プライベートの充実「独(ひと)り善(よ)し」を大切にした詩、 その両方を詠んだのが白楽天(白居易)という人らしい。 下定雅弘氏の 詩の形式と内容についてのコラム(p120-122)ほか…

老子・荘子

足ることを知り、 万物を区別せず、 善悪の外に遊ぶ。 今から2000年以上も前にいた諸子百家の思想を読んでいると、 もう考える必要はなく、ただ実践するのみという気がしてくる。 結論はすでにあるのだから、 悩んだり、苦しんだりすることが、ばかばかしく…