鷗外の「舞姫」

角川文庫のビギナーズ・クラシックス近代文学編の1冊、 『鷗外の「舞姫」』を読んだ。 在庫もなく、再版予定もないようなので、アマゾンで中古を購入した。 官僚制や国家、組織の縛り、「和を以て貴しと為す」感じの日本像は、今もある。 豊太郎は、苦しん…

あったかい

あったかい。 ただそれだけでうれしい。 ありがたい。 太陽のエネルギーってすごい。

南総里見八犬伝

『南総里見八犬伝』には、 儒教・仏教・道教的世界観が混在。 完結までに28年、 分量は106冊(『源氏物語』の二倍以上)で、 馬琴が下書きし、絵師が仕上げた挿絵もあるらしい。 荒唐無稽だと批判されることもある『南総里見八犬伝』だが、 理屈も筋もあって…

西行

伊勢や熊野、天皇や神道絡みの話になると難しかった。 西行には、和歌ではあまり読まれない「虹」を読んだ歌もあるようだ。 そう言えば、「星」も日本古典ではあまり見かけないが、どうだろう。 院政と男色についても少し触れられていた。

蒙求

『蒙求(もうぎゅう)』は、 平安時代に日本に伝わった中国の故事集らしい。 子供の初学用・暗誦用として李瀚(りかん、713-766)が編集したもの。 四字句の韻文で596句から成る。 一つの故事が四字ずつにまとめられ、対句にして並べられているが、 短すぎて…

良寛

カフカ『変身』やジョイスの『ユリシーズ』に関する章段も読み、 ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』を読了。 講義の中で取り上げられている作品をもう一度読んで、再び読みたい。 おとぎ話として、『変身』や『ユリシーズ』を楽しんだり、 創作の苦労や工夫に…

喜びの戦慄

喜びの戦慄。 そんなものを感じられたらいいな、 とナボコフの文学講義を読みながら思う。 「ささいなものを不思議に思う」気持ちを忘れず、常識を超えて行く力がほしいと思う。 私はまだ「生きる術を学びとりたいというような青二才」(『ヨーロッパ文学講…

ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件

1885年、スティーブンソン(1850-1894)が書いたこの作品では、薬を飲んで、人間ジキルから人間ハイドに変わる。 1942年発表された中島敦(1909-1942)『山月記』は、その性格ゆえ?に、人間李徴から人食い虎に変わる。 変化のきっかけ・動機も、苦悩も変化…

フロベール

1846年〜1854年まで付き合いのあったルイーズ・コレに、フロベールが送った「ボヴァリー夫人」創作に関する手紙が興味深い。 ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』(TBSブリタニカ)の中には、 「同じ会話のなかに、五、六人の人間(会話している人物)、ほかの何…

マースレニツァ

マースレニツァは、東スラブ圏の伝統的なお祝い。 カーニバルで、クレープのようなブリヌィを食べたりもする。 冬にお別れをいい、春を迎える。 2018年は、2月12日〜18日。 始まりの12日は、4月8日の復活大祭(パスハ)の56日前にあたり、 18日の後は、復活…

背筋

「本を背筋で読まないなら、まったくの徒労だ」と、ナボコフは『ヨーロッパ文学講義』のディケンズの章の出だしで言う。 「本を読むとき精神を使うのは言うまでもないが、芸術の喜びが生まれる場所は、肩甲骨のあいだにある」とも。 肩甲骨はバイオリンを弾…

白楽天

政治家として人民を「兼(広く)く済(すく)う」ことを意識した詩、 プライベートの充実「独(ひと)り善(よ)し」を大切にした詩、 その両方を詠んだのが白楽天(白居易)という人らしい。 下定雅弘氏の 詩の形式と内容についてのコラム(p120-122)ほか…

老子・荘子

足ることを知り、 万物を区別せず、 善悪の外に遊ぶ。 今から2000年以上も前にいた諸子百家の思想を読んでいると、 もう考える必要はなく、ただ実践するのみという気がしてくる。 結論はすでにあるのだから、 悩んだり、苦しんだりすることが、ばかばかしく…

たかたかゆび

「たかたかゆび」は「なかゆび」のこと。 「なかゆび」と言うより、 「たかたかゆび」と言う方が楽しい。

聖なる怠け者の冒険

『恋文の技術』を勧めてくれた知人から、再び、森見登美彦の作品を借りた。 新聞連載の後、単行本が出て、文庫が出た。その文庫を貸していただいた。 イラストはフジモトマサルさん。 登場人物の「ぽんぽこ仮面」を、うっかりすると「ぽこぽこ仮面」と読みそ…

論語

残されているものによって、 2500年程前にも遡って、その考えを読み、知ることができるのは不思議だと思う。 第二部を読み始めて印象的だったのは、加地伸行さんの解説(p142) 「この祖先供養は本来儒教的なものであり、インド仏教にはありません。」 「つ…

ヨーロッパ文学講義

ナボコフの『ヨーロッパ文学講義』の日本語訳(TBSブリタニカ)を読み始めた。 ナボコフが残したメモやノートをまとめた編者のフレッドソン・バワーズFredson Bowersの仕事にも感心させられた。 編者の前置きに続いてあるジョン・アップダイクJohn Updikeの…

ロシア文学講義

ナボコフの『ロシア文学講義』の日本語訳(TBSブリタニカ)を、 やっと読み終えた。 のんびり読んでいた。 ナボコフの知識や理解、想像力には胸がいっぱいになるし、 翻訳した小笠原豊樹さんにも感心させられた。 小笠原さんは、詩人でもあるらしい。 books.…

チェルヌイシェフスキー

ナボコフの『賜物』第4章:チェルヌイシェフスキーの自伝を読み終えて、 第5章に入った。 ニコライ・チェルヌイシェフスキー - Wikipedia 2017年の3月にサンクトペテルブルクを訪れた時は、 ナボコフの生家やコンサートや観劇、ネフスキー大通りや運…

安全

雨が降ると、 雨のあたらない場所で休んでいられるありがたさを思い知る。 毎日温かいお湯をはってお風呂に入れるありがたさを思い出す。

見上げると雨

見上げると雨。 雨が降り出した。 降ってくる雨は、少し上のある地点から見え始める。 その前は見えない。 最近、言い訳ばかりしていた。 それで、気も散って、 頭も疲れて、よくなかった。 仕方のないことは思いついても捨てて、 すべきことに集中したい。 …

ナボコフ

再びナボコフを読み始めた。 まずは日本語で『賜物』を読むことにする。英語からの翻訳らしい。 全て読めているわけではないが、この作品は気に入っている。 ロシア語版も英語版も手元にあるので、読んでみたい。

果物

バナナやキウィ、林檎や苺が家にある。 ジュースにしないで、そのまま食べるのが好きだ。 食べきれなかった柿やトマトは、冷凍庫にある。 カレーに使う。 甘いカレーや酸味のあるカレーになる。 丸ごとそのまま、 切らないで食べるのが、 一番美味しい。

原子力発電所の建設

ロスアトムは、エジプトに210億ドルにものぼる原子力発電所を建設予定 エジブトのEl Dabaaの全部で4ユニットの原子力発電所の建設が、2028-2029年までには終えるよう計画され、総額費用は210億ドルにも達すると、ロスアトムの最高経営責任者であるアレクセ…

笠地蔵

12月になった。 ふと笠地蔵のお話を思い出した。 お地蔵さんが雪の中を移動する様子は想像すると楽しい。

森鷗外

新潮文庫で、森鷗外の「杯」「普請中」「カズイスチカ」を読んで、今は「妄想」の途中で小休止。 「百物語」「興津弥五右衛門の遺書」「護持院原の敵討」「山椒大夫」「二人の友」「最後の一句」「高瀬舟」「高瀬舟縁起」も収録されている。 作品名の「カズ…

風邪

寝込みたいのに、カフェで読書した。 持参したレポートの再提出や明日の仕事の準備は、 気が進まなくて、 やらずにいた。 最近ご飯も美味しくない。 自分を労わることを忘れると憂鬱になる。 ちゃんと美味しいご飯を作って、 身の回りも整えて、 ゆっくり、 …

森鷗外

新潮文庫で、森鷗外の「舞姫」「うたかたの記」「鶏」を読み過ごし、 現在は「かのように」を読んでいる。 他に「阿部一族」「堺事件」「余興」「じいさんばあさん」「寒山拾得」「附寒山拾得縁起」も収録されている。 1884-1888(明治17-21、鷗外22-26歳)…

どこかへ

どこかへ行く。 何かがある。 そしていつもいつも、 深呼吸。 思いは残さないで、 身軽にして、 深呼吸。 誰のためでもない呼吸。 自分のために生きたい。

『雁(がん)』

森鷗外の『雁』を読んでいる。 1911-1913年に文芸雑誌「スバル」に連載されたものらしく、1890年発表の『舞姫』より読みやすい。 地名がたくさん出てくるので、小説に従って、無縁坂とか不忍池とか散歩した人も多いだろうと思う。