夏目漱石の『こころ』を上・中・下の中まで読んだ。 人間は未熟で軽薄な生き物だと言ってしまうことすら未熟で軽薄だと感じる。 中での、父と先生の重ね方や遅延から生まれる緊迫感から、漱石はうまいのだと改めて感じた。
知人が貸してくれた文庫、『『こころ』で読みなおす漱石文学 大人になれなかった先生』を読んだ。 眼差しが怖い先生、物語を語る青年の物語、先生の妻が知っていたこと、明治民法と家督・趣味・真実の相続や漱石が想定した読者などについて言及があった。 現…
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