竹取

変遷

角川ソフィア文庫の『近松門左衛門』をやっと読み終えた。 作中、何かのために死ぬ人が多いが、それは社会問題になって、禁じられたりして、現在がある。 唐突で荒唐無稽な印象も多々受けたが、当て込みを知ったり、私の「常識」から外れてたりして、展開や…

かぐや姫と舞姫

平安時代前期、10世紀半ばまでには成立したとされる『竹取物語』のかぐや姫は、 多くの男や帝の求婚を断って、心残りを残しながらも、天の羽衣を着せられ、地上の物思いを失くして月へ帰って行く。 明治23年、1890年発表の『舞姫』の舞姫エリスは、 …

竹取物語

「なんでふさることかし侍らむ (どうしてそのようなことをいたしましょうか)。」 と言って、 結婚を拒否し、 男を翻弄するかぐや姫のお話を、 角川のソフィア文庫で読んでいる。 弱くない女性だ。 竹取物語は、短めなので、全文通読に手が届きやすい。 現…