こちらは、サンフランシスコにあるアジア美術館の紹介ビデオ。
Appreciating Chinese Calligraphy | Asian Art Museum | Education
出だしの言葉は、Mi Fu、つまり北宋末を生きた米芾(1051-1107)のもの。
「私には健康や高貴な位への欲はない。私のただ唯一の愛は、いにしえの人々の筆からなる文字たちのためにある」
バイオリンの練習を始めた頃、篆書の練習も始めて経験した。
バッハ(1685-1750)のようだと感じた。
でも篆書はバッハよりずっと前。
篆書の一画一画が、音符のようで、音楽を奏でているような気がする。
中国の書には日本の書にないものを感じる。
日本人には中国の人が書くような字は書けないのではないか、とすら思える。
それぞれの文化にそれぞれの魅力があり比べられないが、
中国の書から感じる精神性の違いに畏敬の念を覚える。