モスクワでの乗り継ぎ

f:id:whatcomesnextwisdom:20170322111525j:imageパスポート・コントロール(入国審査)の天井。空港は新しくなっていた。

 

シェレメチェボ空港での国際線から国内線に乗り継ぐ時のこと。

入国審査後、

目の前にあったエスカレーターで下へ降りて、案内の表示板に従ってどこかを通って国内線の乗り継ぎの方へ進んだ。

気がつくと1階の出口に来ていた。

そこでたぶん私は迷った。

すると、アエロフロートの案内をする職員だという男に声をかけられた。案内のプラカードを首からかけていた。

「時間がないから急がないと。ここはターミナルDじゃなくてEだ。案内するよ。ついて来て」と彼は言う。

うっかりついていくと、ターミナルの外に出ていく。「遠いし、時間がないから、あの車に乗って移動しないといけない」と言う。

しかし、タクシーだと言う車は自家用車で怪しい。他に仲間のような人もいる。

(成田のターミナル移動のバスは無料だ)

一旦その車の後部座席に座ったが、料金を払うのかと聞くと「4300ルーブル(8000円程度)だ」と言い、ターミナルごとに色分けした料金システムカードを見せてくれた。「航空チケットに比べればずっと安い」と言う。

すぐ降りて、引き返した。

 

今回の乗り継ぎは、知らない空港で時間がないのが心配だった。

ターミナルDからターミナルDへの乗り継ぎであることは知っていたはずなのに、「ここはDじゃないよ。時間がないから急がないと」と言われると、つい不安になってしまった。

バカだった。引き返せて良かった。