特急サプサン号
今日は、特急サプサン号に乗って、モスクワへ移動した。
ホテルからサンクトペテルブルクのモスクワ駅までは、バス。
駅入り口のセキュリティーを通過しても、まだ発車まで2時間弱ある。
プラットホームの表示もまだなかった。
空いている席でしばし待ってから、車内で食べる軽いお昼を買いに動いた。
(座って待っていた場所の天井)
端数の小銭を出すと、お釣りが小銭で返ってきた。違っているんじゃないかと、端数の小銭を出したことを言うと、後から来たスタッフの人に激しく説明された。
結局、お釣りの額は間違っていなかった。きりのいい硬貨がなかったようだ。ちゃんと確認してから尋ねるべきだった。端数の小銭がさらに細かくなって返ってくることもある。疑心暗鬼だった。しばらく凹む。今も少し凹んでいる。
列車のホームが表示されたので、55ルーブル(110円ほど)の炭酸水を買って、45分前ごろにホームへ向かう。
日本のような改札はない。2度目のセキュリティーを過ぎた所で列車到着を待つ。ホームは寒い。パスポートや乗車券の確認は、車両に乗りこむ時に、乗務員が携帯端末で情報にアクセスして行う。
乗車券は2月の上旬ごろネットで購入して、紙に出力して持参したが、それが必要だったかどうかはわからない。パスポートは必要。
座席は2等車(普通またはエコノミー車)窓側で進行方向を向いていた。窓も広く、よく外の景色が見えたし、座席も広く、背もたれも十分あった。足を載せる場所も、簡易テーブルもあった。予約時の座席選びは図面を見ながら行った。しかし、座席が進行方向を向いているのか、どれが窓なのか、いまひとつ分からなかった。しかしそれでも、なんとかうまく選べていたようだった。
1か月以上前の予約ではまだ席が選べたが、当日の車内はほぼ満席。当日乗車券が窓口で買えるのかどうかはかなり疑問。
私はモスクワ駅のWebサイトから乗車券購入ページへ移動したが、次のようなページで予約もできるようだ。Sapsan Train
下の写真は、車窓から見た凍っている川あるいは湖。ネットで調べてみたのだけれど、名前がわからない。
途中ずっと続く葉を落とした木々の枝がとても細く透明で繊細に見えて、きれいだったのは驚きだった。エルミタージュ美術館で見た象牙の細かい細工を思い出した。
車内販売もあって、コーヒーは150ルーブル。
途中2つの駅(ボロゴエともう一つはトヴェリ?)に停車して、乗客があった。
モスクワの到着駅はレニングラード駅。
着いて、流れに従って出口を出て、少し歩いて、川の手前、下に降りる階段を降りると地下鉄コムソモーリスカヤ駅の入り口。
地上にある地下鉄の建物は出口しかないので、そこから中へは入れない。
モスクワの地下鉄の1回乗車券は、40ルーブルではなく55ルーブルで、ジェトンではなくカードだった。
(コムソモーリスカヤ駅、1号線のホーム)
料金も乗車券もホームの雰囲気も列車内の雰囲気も、サンクトペテルブルクとは違う。
上からも、ホームからも、電車が見える。
サンクトペテルブルクで利用していた地下鉄の駅は、列車が入って来た時にしか、ホームの壁の扉が開かないので、電車の外観も線路も見えない。
地下鉄車内では、両足のないアーミー服を着た男の人が、ボードに乗ってお金を募っていた。年配の女性が何人かお金を入れていた。今日は日曜なので、通勤ラッシュにあうことはなかった。降りる時、私の荷物が座席に引っかかって前に進めずにいたら、そばにいた男の人が手を貸してくれた。ありがたかった。