抜き出し問題

小中高の国語の試験には、

いろいろな質問の仕方と答え方がある。

抜き出し問題もその一つ。

疑問なのは、

抜き出しに誤字脱字があると、

多くの先生は、

減点、部分点を出すことなく、

当たり前のように×をつけること。

 

なぜ、見ているところはあっているのに、

うっかりミスを断罪するのだろう。

なぜ、その問題を、

抜き出し問題にするんだろう。

一体いつから、

抜き出し問題は、存在するのだろう。

何を試すために、始まったのだろう。

 

きっと出題の形式にも流行りがある。

採点者の都合もある。

国語の力とは一体なんなんだろう。

 

言葉を適切に用いるのは難しい。

言葉は全てじゃない。

色々考えても仕方がない。

言葉を積み重ねて、ごまかすこともできる。

言葉なしでは、思いを伝えられない。

言葉を用いても、分かり合えない。

考えるためには、言葉がいる。

味わうためにも、言葉がいる。

 

--次の文章を読んで答えなさい。

この指示は一体いつからあるのだろう。

人類は、今までどんな風に、人の力を試してきたのだろう。