2017-05-21 和泉式部日記11 和泉式部 日記 角川 ビギナーズ クラシックス 拾遺 和歌 敦道 親王 敦道親王が、和泉式部宅を訪れ、彼女がいるところまで、前栽のなかを歩きながら口ずさむ歌、 わが思う人は草葉の露なれやかくれば袖のまづそばつらむ 露の意味が、はかなさや絶望のようなものから少し離れていて、惹かれた。 露が掛かると袖が濡れることと、思いを懸けると涙で袖が濡れることがかけてある。 3つ目の勅撰和歌集で平安末に成立したらしい『拾遺和歌集』の12巻、恋2、読み人知らずの歌のよう。