2018-03-14 南総里見八犬伝 八犬伝 馬琴 角川 ビギナーズ クラシックス 荒唐無稽 『南総里見八犬伝』には、 儒教・仏教・道教的世界観が混在。 完結までに28年、 分量は106冊(『源氏物語』の二倍以上)で、 馬琴が下書きし、絵師が仕上げた挿絵もあるらしい。 荒唐無稽だと批判されることもある『南総里見八犬伝』だが、 理屈も筋もあって、読むのに苦はない。 ただ、斬ったり・首をとったり、血なまぐさい場面が続くと苦しくなる。 世界には他にも荒唐無稽な話があるようなので、ラブレーの『ガルガンチュワとパンタグリュエル』なども、機会があれば読んでみたい。