出淵博訳『魅惑者』を読み終えた。
『ロリータ』に似ているが、短編で男性の思惑に関わる描写が大半。
ナボコフの息子による「『魅惑者』という題の本について」と「訳者あとがきー作品と生涯」なども所収。
出淵氏による作品解説はナボコフ初心者にもおすすめ。わかりやすいと思う。
最近読んだナボコフ作品は、
富士川義之訳『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』
大久保康雄訳『ロリータ』
加藤光也氏訳『ベンドシニスター』の1
小笠原豊樹訳『四重奏/目』
もっと速いペースで、内容も含め色々なことを覚えて、作品をしっかり区別して読み続けられるようにしたい。
内容を忘れてたり、内容が作品をまたいで混じってしまったりしていることに、毎度毎度がっかりしている。