小説

暮らしぶり

『チェーホフ小説選』(2004第1版第1刷、水声社)を読み終えた。 10-20代ごろに読んだはずの短編もあったが、すっかり忘れていたのでチェーホフ初読だった。 短編を読むと、チェーホフが生きて、見た時代の暮らしぶりが伝わってくる。 清潔さや暖かさ、水や…

バルザック

バルザック(1799-1850)を読んでいる。 「砂漠の情熱」を読みながら思い出したのは中島敦の「山月記」。 卑近で短絡的な繋ぎ方だとわかってはいるが、自然を征服する西洋と自然に抗えない東洋といった感じで、そんな感じとは違うものを探しつつ読み終える。…