正式名称は、サンクトペテルブルク国立大学(哲学・芸術学部)付属ウラジーミル・ウラジーミロビッチ・ナボコフ博物館、のようだ。
Музей В. В. Набокова в Петербурге
ナボコフはこの家で生まれた。
旧ロシア暦のユリウス暦 1899年4月10日(グレゴリオ暦1899年4月22/23日)のこと。
そのときから、内装はほとんど変わらず、家の番号47も変わっていない、と説明にはある。
訪れてみた。
建物最初の右の扉が開いていて、次の重い扉を開けると7段?程度の階段。
登って、また重い扉。そこが1階とのこと。
受付の人が「無料です」と教えてくれた。
展示場に入る前に、また扉。
入ると右手にまた受付の人。再び「こんにちは」の挨拶。
作品や蝶の標本、蝶捕りの網(たも)、チェス、蝶のスケッチ、室内の図、家族の写真などが、ロシア語と英語の説明とともに展示してある。
入ってすぐ右手に扉。ダイニング。改装予定で何もなかった。
右手次の奥にも扉。中は、改装中で作業中。
室内の絵柄を直しているとのこと。
一番奥にも扉。現在は、講義もするようで、
椅子が並んでいて、前にスクリーン。
両側に本棚も少しあって、ナボコフの作品が展示してある。
来訪者が感想などを書き残すためのノートとペンも置いてあった。
左手奥にも部屋。扉なし。
ナボコフが移り住んだ家やホテルの写真展示と説明あり。
室内は落ち着いた濃い木目の残る壁で、広くはないが落ち着いていて上品。
妻ヴェラに贈ったナボコフの蝶のスケッチがとても愛らしくて、美しかった。
ナボコフの作品を原文で読んで、理解して、もう一度訪れたい。
講義や読者会などに参加できるといい。