平家物語

斬首や首実検、

引き回しや自害などが連続して語られると、

滅入ってくる。

 

和歌や笛、弓の名手の話、

親子の愛や妻子への愛も

所々にあるが、

別の人生もあっただろうにと苦しくなる。

 

日本の広い範囲が戦場となり、人が亡くなった。

殺し合いの末に天下を取った者がいて、

和解があって、鎮魂のストーリが伝承されるのは、

世界共通のことなのだろうか。

それとも、日本やアジアの文学にありがちな傾向なのだろうか。

ふと疑問を感じた。