論語
残されているものによって、
2500年程前にも遡って、その考えを読み、知ることができるのは不思議だと思う。
第二部を読み始めて印象的だったのは、加地伸行さんの解説(p142)
「この祖先供養は本来儒教的なものであり、インド仏教にはありません。」
「つまり、孝とは<親に服従する>というような単純な意味ではなくて、<生命の連続に対する畏れと尊敬と>という宗教意識を核とするものなのです。」
儒教や仏教に、特段、思い入れや信仰があるわけではない。
ただ、毎日の生活の中で、「そもそも」を忘れがちなことを反省した。
よく知りもせず、何も為していないのに、
知ったようなつもり、何事かを成し遂げたつもりで、
顧みず、努力しないことを恥ずかしいと思った。