政治家として人民を「兼(広く)く済(すく)う」ことを意識した詩、
プライベートの充実「独(ひと)り善(よ)し」を大切にした詩、
下定雅弘氏の
詩の形式と内容についてのコラム(p120-122)ほか、いろいろな解説が、私の初歩的な疑問や思い込みを解消し、理解を促してくれた。
例えば、
「絶句は四句の律詩」「排律は句数が十句以上の律詩」
今体詩=律詩は、
「音調の諧和とリズムの美しさを特色とする」ため、「その時々の状況に即しての心情の率直な発露に優れて」いて、
五言古詩は、
「字数の少なさおよびリズムの断続性の強さのために、思索性の高い精神や感情を担うのに優れており、知識人の志を詠じるのに適して」いて、
七言古詩は、
「リズムが活発流麗であるために、」「変化に富む叙事や、起伏に富む感情表現に適する」。
白楽天は、一時期、鶴を飼っていて、友だち・子どものように大切にしたらしい。羨ましい。