ロミオとジュリエット
中野良夫(1903-1985)さん訳の『ロミオとジュリエット』を読んでいる。
1600年頃、日本なら江戸時代になる前の頃の作品。
仲違いをしている両家の娘と息子が愛し合い、亡くなる。
そしてその後、両家は和解。
有名な話だ。
亡くなる前に和解できなかったものかと思う。
考えてもどうしようもないことを考えて疲れて、疲れて考えて、色々なことを先送りしている。いい人でない自分にうんざりしたりする。
止めよう。
ジュリエットは幼いながら、自分の望む最善を目指そうとしているようにも見える。
ロミオが去った後の、ジュリエットとその父と母、乳母との会話は、思いの外、詈雑言で可笑しい。
戯曲は5幕まであって、割と長い。 が、5日間の出来事。
長ゼリフもある。
当時、女性の俳優はいなかったらしく、女性役は少年がやっていたらしい、とのこと。
ジュリエットとパリスの結婚式がお葬式に変わったところで、道化が出てくるのも面白い。
劇中亡くなったのは、順に
マキューシオ(ロミオの友人)、ティボルト(キャピュレット夫人の甥)、ロミオの母、パリス、ロミオ、ジュリエット