川柳

山川出版社の高校生用教科書「詳説 日本史B 改訂版」(2006年文科省検定済み、2009年3月5日発行)を読んでいる。

今は「第8章 幕藩体制の動揺」の「3 化政文化」あたり。

テレビドラマ「JIN -仁-」に影響されて、手元にあった歴史の教科書を読み始めたわけだが、江戸の人たちはほんとに勢いがいいなぁと感じてしまう。

文字資料もたくさんあるのだろうから、人々の様子も、江戸以前よりもよりわかりやすいのだろうけれど。

ふと、江戸の人が今の世の中を見たら、どんなことを思うだろうと思った。

 

教科書p216に紹介されていた川柳をメモ(『俳風柳多留』)しておく。

機会があれば、もっと読んでみたい。

 

侍が来ては買ってく高楊枝

役人の子はにぎにぎを能く覚え

芭蕉翁ぽちゃんと云ふと立ちどまり

五右衛門はなまにえの時一首よみ

かみなりをまねて腹掛やっとさせ

 

歴史を読んでいると、徴税と治安の政策はいつも要。

時の政権は、政権維持のために政策を行うのであって、世のため人のためではない気がする。