自分の目で見る

『完訳版 失われた時を求めて8 第四篇 ソドムとゴモラⅡ』(鈴木道彦訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2010第2刷)も読み終えた。

美術や音楽や演劇・文学、植物や自然、服飾やサロン、貴族やブルジョワなど、プルーストはいろいろなものを実際に見ているのだろうなぁと思う。羨ましい。

語り手の嫉妬が結婚の決意に繋がるのは分からないのだけれど、恋愛は病だとも言うし、なんでもありなのだろう。嫉妬・所有欲は面倒なものだ。