孫子

孫子』は、紀元前5世紀頃に成立した兵法書。その6虚実篇に、「無形」「無声」の語がある。

勝利には、相手に姿を見せず、柔軟に変化し、かつ迅速的確に判断し行動することが、不可欠。

改めて、自分を人にわかってもらおうとして、自分を曝したり、自分を説明したりすることは、不要だと知る。また無理なことだと知る。

 

8の九変篇にある、物事の両面、大局を見て、硬直を避け、柔軟にバランスよくあることの大切さも、心に響いた。

 

12の火攻篇の最後「怒りは喜びに、恨みは楽しみに再び変わることもあるが、亡国を再興し、死者を再び生かすことはできない」にも納得。一時の感情に左右されることなく、利益を見極め迅速適切にことにあたることが大事。