2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

聖なる怠け者の冒険

『恋文の技術』を勧めてくれた知人から、再び、森見登美彦の作品を借りた。 新聞連載の後、単行本が出て、文庫が出た。その文庫を貸していただいた。 イラストはフジモトマサルさん。 登場人物の「ぽんぽこ仮面」を、うっかりすると「ぽこぽこ仮面」と読みそ…

論語

残されているものによって、 2500年程前にも遡って、その考えを読み、知ることができるのは不思議だと思う。 第二部を読み始めて印象的だったのは、加地伸行さんの解説(p142) 「この祖先供養は本来儒教的なものであり、インド仏教にはありません。」 「つ…

ヨーロッパ文学講義

ナボコフの『ヨーロッパ文学講義』の日本語訳(TBSブリタニカ)を読み始めた。 ナボコフが残したメモやノートをまとめた編者のフレッドソン・バワーズFredson Bowersの仕事にも感心させられた。 編者の前置きに続いてあるジョン・アップダイクJohn Updikeの…

ロシア文学講義

ナボコフの『ロシア文学講義』の日本語訳(TBSブリタニカ)を、 やっと読み終えた。 のんびり読んでいた。 ナボコフの知識や理解、想像力には胸がいっぱいになるし、 翻訳した小笠原豊樹さんにも感心させられた。 小笠原さんは、詩人でもあるらしい。 books.…