2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
琴の名手が登場する。舞も見てみたい。 清原俊蔭が持ち帰った様々な琴の音も聞いてみたいし、彼の娘や孫にあたる仲忠のうつほ(ほら穴)での練習三昧の暮らしにも憧れる。 風や雨の音、鳥の囀りや移動、蝶の舞う姿に惹かれる。 渡り鳥のように休まずみんなで…
『紫式部日記』の一部いくつかを読んだ。 中高校生の頃、文学史で、いろいろな作品や作者名を覚えたが、覚えただけで読んでいないのが、虚しかった。 読むと、こんな内容だったか、とわかることもある。 『紫式部日記』も読めてよかった。 次は、『うつほ物…
和泉式部の歌に、敦道親王返歌5首。 初句が同じでも違うから、いろいろな人が読むのを聞くのは楽しい。 けれど、会えずに歌のやりとりばかりでも、辛かろうと思う。 秋のうちは朽ちはてぬべし ことわりの時雨にたれか袖はからまし ー 秋のうちは朽ちけるも…
敦道親王が、和泉式部宅を訪れ、彼女がいるところまで、前栽のなかを歩きながら口ずさむ歌、 わが思う人は草葉の露なれやかくれば袖のまづそばつらむ 露の意味が、はかなさや絶望のようなものから少し離れていて、惹かれた。 露が掛かると袖が濡れることと、…
春雨煙る旧暦二月の朝、 夫・兼家が妻・道綱母の家から出ていく時の描写。 出衣(いだしぎぬ)にしたり、 朝ごはんはいつも食べないからいらないよ、 と言ったりするのが、 今とあまり変わらないような気がする。 更級日記、土佐日記、蜻蛉日記などを読むと…
何もしなくても、 日は暮れていく。 風や小鳥や喧騒。 日差しの強かった今日も暮れていく。
150人以上の人がインドネシア西部で行方不明 インドネシアの西部で起きたフェリー火災で、少なくとも3人が死亡、150人以上が行方不明だ、と土曜日、国営の通信会社・新華社が伝えた。 火災は東ジャワ州で起きた。 www.interfax.ru ニュース元となった新華社…
小中高の国語の試験には、 いろいろな質問の仕方と答え方がある。 抜き出し問題もその一つ。 疑問なのは、 抜き出しに誤字脱字があると、 多くの先生は、 減点、部分点を出すことなく、 当たり前のように×をつけること。 なぜ、見ているところはあっているの…
『蜻蛉日記』の上巻の一部を読んだ。 初め、読んでいて辛い内容が続いた。 しかし、途中、 特別で、愛おしい時間もあった。 1000年以上も前の日記である。 今とは異なったり似ていたりする貴族の生活ぶりに触れる。 双六も庭の草花も楽しそう。 彼らの振る舞…
『唐詩選』を読みながら、 漢詩の唱和に少し興味を持った。 けれど、相変わらず、 中国語もできないし、平仄もわからないので、 どうお互いの歌に合わせているのか、 がさっぱりわからない。 和韻を用いて唱和する漢詩というのもあるらしい。 KJ00004509852.…
でたらめな鼻歌を歌い始めた自分にすごく驚いている。 こんなことは、すごく珍しい。
『唐詩選』を読みながら、 清々しさのある詩に魅力を感じる。 清涼感や透明感、 木や風や水、 光やこもれびやきらめき、 ざわめきや囀りやせせらぎ。 一瞬別の世界に、 いる気がする。 そういう気分を、 ずっとなくさないでいたい。 但し、 そういった「幽玄…
ロシア航空宇宙軍の飛行機が、5月9日、モスクワ上空の雲を吹き晴らす 国防省が請け合うように、首都から遠く離れたところで降水を促進する航空機が終日稼働する予定 ロシア航空宇宙軍の乗員たちは、対ドイツ戦勝記念日の明日、モスクワとその近郊上空の雲…
清朝(1616-1912)中期に生まれた『唐詩三百首』から、 深澤一幸さんの解説や口語訳とともに、 51首を読む予定。 唐王朝は、618-907。 日本の飛鳥・奈良から平安中期ごろにあたる。 中国語の音もわからない私には、 近体詩のルールも難しい。 平声(ひょうしょ…
『詩経』の次は、『楚辞』。 『楚辞』として伝わる後漢・王逸の『楚辞章句』は、 前漢末の劉向が編集した『楚辞』16巻に、 王逸自身の作品「九思」を加えて17巻としたもの。 『楚辞』17巻の中で、 最も古い歌謡は「離騒」「九歌」「天問」。 その中でも、 短…
大雅(たいが)・生民之什(せいみんのじゅう)・生民 后稷(こうしょく)は、周王朝の始祖で、母は姜嫄(きょうげん)。 周は、中国の最も古い王朝(夏・殷・周)の一つ。 姜嫄は、天帝(巨人)の足跡を踏んで、子を宿し、 不吉だったので、生まれた后稷を…
『詩経』のいくつかを読み始めた。 なぜかドキドキしている。 繰り返しや呪術的な意味、解釈の変遷などに触れることが楽しい。 桃もただ美味しいだけじゃない。邪気を払う神木。 静→靖、愛→曖など、仮借を踏まえた理解も興味深い。 解説は牧角悦子さん。 現…
道長の大堰川での舟遊び。 作文の船、管弦の船、和歌の船。 をぐらやま あらしのかぜの さむければ もみぢのにしき きぬひとぞなき 公任(966-1041)はどの舟にも乗れる人だったらしい。 羨ましい。 勅なればいともかしこしうぐひすの宿はと問はばいかが答へむ…
『史記』の一部を読み終え、『大鏡』を読んでいる。 『大鏡』は、平安時代(794-1185/1192)後期に成立した、紀伝体の歴史物語。 55代天皇・文徳(もんとく)天皇(827-858)即位(850)から、 68代天皇・後一条天皇(1008-1036)の万寿2年(1025)までのお話らしい。…
カディロフは、チェチェンにおけるゲイ迫害についての報告の検証に協力すると約束 しかし、チェチェン共和国の首長である彼の意見によれば、チェチェン共和国では同性愛のような事例はないとのこと。 チェチェン共和国の執行部は、連邦機関と協力して、性的…
紀元前1世紀頃に成立した歴史書。 『史記』を編纂した司馬遷は前漢の武帝の頃の人。 今回読むのは、 たくさんある記事の中から、 70篇ある列伝の6番目、通番66の「伍子胥(ごししょ)列伝」と、 列伝17番目、通番77の「魏公子列伝」、 12篇ある本紀の6〜…
17世紀半ば、明末清初頃に編纂された兵法書。背景に『周易』の理論ある、とのこと。 手にした角川のビギナーズ・クラシックスが『孫子』とあわせて一冊だったので続けて読んだ。一回読んだぐらいでは、頭に残らず、実践で使えるようにはならないが、清濁ある…
『孫子』は、紀元前5世紀頃に成立した兵法書。その6虚実篇に、「無形」「無声」の語がある。 勝利には、相手に姿を見せず、柔軟に変化し、かつ迅速的確に判断し行動することが、不可欠。 改めて、自分を人にわかってもらおうとして、自分を曝したり、自分…