2023-01-01から1年間の記事一覧

小学館の『新編日本古典文学全集21 源氏物語②』(1995第1版第1刷)の「葵」を読み終えた。 ここまでに亡くなったのは、夕顔と葵上。 加えて、光源氏の母親と母方の祖母である桐壺更衣や按察大納言の北の方、 紫の上の母方の祖母である北山の尼君も、亡くなっ…

小学館の『新編日本古典文学全集20 源氏物語①』(1994第1版第1刷)をやっと読み終えた。 巻末にある「官位相当表」や「内裏・清涼殿図」や「装束・乗り物・建物図」などを見ていると、高位の人たち・文化を支えるために、いったいどれだけの人がひもじい思い…

先日、天満宮詣。 白梅も紅梅も枝垂れ梅も咲いてきれいだった。 天気もよく、空も青。 源氏物語は「末摘花」を読み終えたところ。 紅梅と比べられたり、紫の上と比較されたり、話のタネ・笑い種にされたりで、なんだかいたたまれない「末摘花」だけれど、源…

若紫

桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫、と少しずつ読み進んできた。 ほんと、少しずつ。 紫の上と藤壺は、紫つながりで血縁もあり。 桐の花が紫とは知らなかった。 最近、実家の片付けで着物の分類整理のため着付け教室に通い着物のこと勉強中。 除湿/防虫などの保…

生まれて何度目かの春。 このままでは終わりたくないな、 もう途中でやめずに続けたいな、 と思っている。

雨夜の品定め

小学館の『新編日本古典文学全集20 源氏物語①』(1994第1版第1刷)を読み始めた。 校注・訳者は、阿部秋生/秋山虔/今井源衛/鈴木日出男氏。 全6冊で54帖あるらしいので、1週間に1帖読むと1年くらいで読み切れるのか。 今は2帖め。「帚木」の途中。 男たちの…

巨匠とマルガリータ

中田恭訳のミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』の第1部を読み終え、2部を読書中。 奇想天外というか、よく思いついたなぁという感じで、ついていくのに途中休憩が必要。 ヒロインのマルガリータは結構な破壊をするし、悪魔の大舞踏会で女王役をや…

オネーギン

小澤政雄訳のプーシキン『完訳 エヴゲーニイ・オネーギン』(群像社、1996初版)を読んだ。 思っていた以上に読みやすかった。 脚注も、当時の風俗なども説明して、ありがたかった。 勿論、全部を理解したわけではないけど。 詩論や歴史は難しかったので、ま…

『本邦初訳 プーシキン詩集』(訳:青木明子/木村すな子/草鹿外吉/黒須仁子/藻利佳彦、青磁社、1990年4月初版第1刷)を読んでいる。 プーシキンは、1799-1837の人。 政治的なこと、戦争についてもよんでいる。 多分、友情も大切にした人。 今、プーシキンの…

暮らしぶり

『チェーホフ小説選』(2004第1版第1刷、水声社)を読み終えた。 10-20代ごろに読んだはずの短編もあったが、すっかり忘れていたのでチェーホフ初読だった。 短編を読むと、チェーホフが生きて、見た時代の暮らしぶりが伝わってくる。 清潔さや暖かさ、水や…