2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雨夜の品定め

小学館の『新編日本古典文学全集20 源氏物語①』(1994第1版第1刷)を読み始めた。 校注・訳者は、阿部秋生/秋山虔/今井源衛/鈴木日出男氏。 全6冊で54帖あるらしいので、1週間に1帖読むと1年くらいで読み切れるのか。 今は2帖め。「帚木」の途中。 男たちの…

巨匠とマルガリータ

中田恭訳のミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』の第1部を読み終え、2部を読書中。 奇想天外というか、よく思いついたなぁという感じで、ついていくのに途中休憩が必要。 ヒロインのマルガリータは結構な破壊をするし、悪魔の大舞踏会で女王役をや…

オネーギン

小澤政雄訳のプーシキン『完訳 エヴゲーニイ・オネーギン』(群像社、1996初版)を読んだ。 思っていた以上に読みやすかった。 脚注も、当時の風俗なども説明して、ありがたかった。 勿論、全部を理解したわけではないけど。 詩論や歴史は難しかったので、ま…

『本邦初訳 プーシキン詩集』(訳:青木明子/木村すな子/草鹿外吉/黒須仁子/藻利佳彦、青磁社、1990年4月初版第1刷)を読んでいる。 プーシキンは、1799-1837の人。 政治的なこと、戦争についてもよんでいる。 多分、友情も大切にした人。 今、プーシキンの…

暮らしぶり

『チェーホフ小説選』(2004第1版第1刷、水声社)を読み終えた。 10-20代ごろに読んだはずの短編もあったが、すっかり忘れていたのでチェーホフ初読だった。 短編を読むと、チェーホフが生きて、見た時代の暮らしぶりが伝わってくる。 清潔さや暖かさ、水や…