堤中納言物語

収録は短編10話:

「花桜折る中将」「このついで」「虫めづる姫君」「ほどほどの懸想」

「逢坂越えぬ権中納言」「貝合せ」「思はぬ方に泊まりする少将」

「花々のをんな子」「はい墨」「よしなしごと」

と断章。

 

虫好きの女の子の話と

綺麗な貝の競い合いの為に奔走する姉弟を助ける話が

楽しかった。

二人の女の間を行き来する男の話、女が哀しい思いをする話はあまりいい気がしなかった。

花や草、植物、当時の家具調度品、服、化粧、文房具などは、手にとって見てみたい。

夜も男の人は出歩いたりしている。

明るかったのだろうか。目が慣れていたのだろうか。

牛車や馬車、香、町の臭いも気になる。

 

角川ソフィア文庫のビギナーズは、

検索すると、現在、

日本の古典33冊、近代文学7冊、中国の古典20冊、計60冊ある。

私がまだ手に取って読んでいないのは、

日本の古典10冊、近代文学7冊、中国の古典10冊、計27冊ある。

ひとまずあるだけ全部読んでおきたい。