土佐日記』2/11、山崎の橋・相応寺のほとりでのある人の歌

 

さざれなみ よするあやをば あをやぎの かげのいとして おるかとぞみる

 

技巧的なことは何であれ、そんなに好きではないのだけれど、

川に映った柳と川に立つさざ波を、経糸(たていと)と緯糸(ぬきいと)に見立て詠む発想に感心させられた。

 

日記の記述は、12/21-2/16までの55日間なので、あと少しで4年の任期を終えた国司夫婦は自宅に到着する。