ロシア外交:シリア文化遺産
ロシアとシリアの映画「パルミラ」が、2019年の終わりに公開予定
「初めてのロシアとシリア合作映画「パルミラ」が、2019年の終わりに公開予定だ」と、ロシア文化省で、ロシアの制作会社プロライン・メディアとシリアの制作会社シャガフ間の契約合意に署名した映画制作者が発表した。
プロデューサーのアンドレイ・シーゲルによれば、撮影は、シリアやサンクトペテルブルクを中心に行われる予定。
映画は、ダゲスタン人の医者を描くもので、彼の人生は、彼の妻と幼い娘が密かにシリアに逃亡した時から壊れていく。
「シリアは撮影班の安全と軍の支援を保障した」とシーゲルは述べた。
ロシア文化省大臣のウラジーミル・メジンスキーは、「中近東で起こっていることは全世界に影響を及ぼす。世界は脆弱になった。ゆえに人生や世界への責任は、とりわけ高い」と。
そして彼はこう加えた。「2016年の5月にパルミラを訪れた。その廃墟を目にして、そこに4つ星ホテルや果樹園があるとは信じられなかった。しかし、もし、この映画が、人々を良い面に向かわせることができるのならば、この作品は無駄ではないのだ。」
撮影は、今年末に始まり、公開は2019年末になる予定だ。
シリアの制作会社Shaghafのウェブサイトは見つけられなかったが、ロシアのプロライン・メディアのニュースサイトには同様の記事があった。
監督と脚本を担当するのは、作家で詩人のダニイル・ハルムスの伝記ドラマ「ハルムス」でプロライン・メディアと協働したイヴァン・バロートニカフИван Болотников。
プロデューサーはロシア側がアンドレイ・シーグレАндрей Сигле、シリア側は著名な女優だというSulaf Fawakherj。
現在、他の制作会社、フランスのFull Time Production、イタリアのAir-studio8、マケドニアのManufaktura Productionとも共同制作の合意を検討中らしい。
参考:
こちらは、ジャーナリスト、エヴゲーニー・パドゥーブニィによるロシア国営放送のドキュメント。