枕草子
石田穣二訳注の『新版 枕草子 上巻 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫、平成25年42版)を読んでいる。
平安貴族や帝や中宮たちの暮らしぶりを全く知らないので、読んでいてもわかることが少ない。が上巻・下巻一通り読んでみようと思う。
様々な諸本を精査して印刷された古文を読んで、脚注読んで、補注読んで、現代語訳読んで。なかなか進まない。
役職名や年代なども細かく調べられて記述に間違いがないか調べられているが、自分の意欲がそこまで届かない。調べた人に敬服する。
大内裏や内裏、清涼殿の図も見ながら読んでいるし、以前にも見たことはあるのだけれど、改めていろんな建物があり、何をどんな目的で使っていたのか、知らずにいられた自分に驚いた。
宜陽殿は宝物とかを入れておく倉庫らしいし、中宮は内裏にいるばかりではなく、職御曹司にいることもあった様子。
知らないことが多すぎて情けなくなるが、少しずつ、知っていきたい。
現代私たちの使う言葉「くだもの」が『枕草子』の中でも「くだもの」なのは面白い。きになるのは、平安時代の「くだもの」って何だったのだろうかということ。
今日は久しぶりの晴れ。
冬の布団を片付け、夏布団だけにして、すっきりした。
この夏は、なぜだかわからないけれど、なすやトマト、かぼちゃを毎日食べたいと思う毎日になっている。不思議だ。