変遷

角川ソフィア文庫の『近松門左衛門』をやっと読み終えた。

作中、何かのために死ぬ人が多いが、それは社会問題になって、禁じられたりして、現在がある。

 

唐突で荒唐無稽な印象も多々受けたが、当て込みを知ったり、私の「常識」から外れてたりして、展開や描写が意外で、新鮮な驚きもあった。

 

日本文学史として、『竹取物語』と近松と鷗外の『舞姫』を論じたら、

手記として書かれた『舞姫』とナボコフの『ロリータ』を並べたら、

何か面白い発見があるのだろうか、

とも思ってみた。