松下裕訳の『チェーホフ戯曲選』(2004第1版第1刷、水声社)をやっと読み終えた。
「ワーニャおじさん」はもっとのんきな昔話かと思っていたけれど、そうでもなかった。
読んでもすぐ話の筋を忘れてしまうので情けないが、収録されている戯曲は全部で14。
結婚申し込みや恋煩いや決闘や自殺や行き違いや地主や借金や没落や、
後から側から思えばどうにかなっただろうに…と思えるようなこと、悲劇のような喜劇、喜劇のような悲劇、生きてればあるだろうままならないようなことが書かれていた、ような気がする。
次は、松下裕訳の『チェーホフ小説選』(2004第1版第1刷、水声社)を読むことにする。