居場所

集英社ヘリテージシリーズのジェイムズ・ジョイスユリシーズ Ⅲ』(訳:丸谷才一・永川玲二・高松雄一、2003/12/22第1版、2013/01/20第3版)をなんとか読み終えた。

ユリシーズ Ⅲ』は、挿話14「太陽神の牛」や15「キルケ」を収録しているが、挿話14「太陽神の牛」は泣けるほど読みにくかった。

 

電話帳も住所録も、裁判記録も明細書も小説になる。

読んでいるうちに、ウクライナへの侵攻が始まった。この寒い時期に。

アイルランドへのヘンリー二世の侵攻やその後のイギリスの植民地支配、武装蜂起・独立運動がなんとなく思い出される。

ロシアへもウクライナへも行ったことがあり、思い出があり両方とも好きなので、すごく残念。

ロシア国防省の大臣セルゲイ・ショイグがロシア民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省にいた時は、人を助けたり自然災害をおさめてなかなかいい人の印象だったので、それも残念。

一方で、軍需産業は稼ぎ時なのだろうか。