ユリシーズ

集英社ヘリテージシリーズのジェイムズ・ジョイスユリシーズ Ⅰ』(訳:丸谷才一・永川玲二・高松雄一、2003/09/24第1版、2010/01/31第3版)をひとまず読み終えた。

でもわからないことがいっぱいあった。

第1挿話テレマコスの最後・マラカイと話す一人の若者って誰っ?だったり、第4挿話カリュプソの最後・裏庭の便所ってどんな感じ?だったり、第5挿話食蓮人たちの最後・浴場と第6挿話ハデスの冒頭のディグナムの家の位置関係が分からなかったり、第7挿話アイオロスの人が出たり入ったりして誰が誰に話しているのかわからなくなったり....

 

邪魔だらけの物語――第7挿話アイオロスの読み方(1) | ジョイスの手――はじめての『ユリシーズ』 | webあかし

明石書店のホームページに「第7挿話アイオロスは、第3挿話に続き 、読者が物語への興味を失って挫折しやすい2番目の壁と言えるかもしれない」っていうエッセイがあったので少しほっとしたり。

 

ユリシーズは全部で18挿話あるとのこと。

あと10挿話・3冊。

注を読んだり、登場人物一覧を参照したり、本文に戻ったり、ネットで検索したり、途中で自分の雑念が湧いてきたり、なかなか読み進められないけれど、なんとか今月中に読み終えたい。

 

プルーストの『失われた時を求めて』と並び評されたりするみたいだけれど、随分違う感じがする。